(質問要旨)

1 新型コロナウイルス対策の取組と広報のあり方及び情報の発信・受信の重要性について

新型コロナウイルス対策の取組と広報のあり方及び情報の発信・受信の重要性に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(3)河川の氾濫や洪水、土砂災害などの発生時には、正確な情報を迅速かつ分かりやすく伝達する必要があり、本府では現在、総合防災情報システムを再整備しているが、こうした災害情報や危機管理情報を「正しく早くわかりやすく伝え聞く」ことに関し、部局横断でどのように取り組んでいるのか。

(答弁)危機管理部

災害情報等の伝達についてでございます。
自然災害が激甚化する中、府民の方に適切な避難行動をとっていただくためには、委員ご指摘のとおり、災害情報等を正確かつ速やかに、わかりやすい形で発信することが、危機管理上大変重要であると考えております。
このため、現在整備を進めている新しい総合防災情報システムにおいては、気象情報や河川・道路情報に加えまして、各部局で把握している上下水道、学校、医療福祉施設などの被害情報を一元的に集約することで、府民が必要な災害情報等に素早く簡単にアクセスできるようにするとともに、災害情報と地図情報を重ね合わせることで、お住まいの地域の被災の状況が一目でわかるようにするなどの機能強化を行うこととしております。
また、このシステムの情報を、より多くの府民の方に利用いただくため、常日頃から「きょうと危機管理WEB」の広報に努めるほか、災害時に発信する京都府防災情報メールには、このサイトのリンクを貼るなど、プッシュ型の情報提供の仕組みも取り入れていきたいと考えております。
さらに、観光アプリ「KyotoTrip+」やSNSなどを活用し、府外から観光等で京都にお越しになった方にも幅広く情報を届けていきたいと考えております。
今後とも、総合防災情報システムを活用し、必要な災害情報等が、発災時に京都におられる全ての方々に行き届き、逃げ遅れゼロが達成されるよう、部局横断的に有益な災害情報等を集約し、効果的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。