今週21日(火)から本日まで京都府議会5月臨時議会が4日間の日程で行われました。
府議会では京都府の予算などを審議するにあたり、①「総務・警察」②「危機管理・健康福祉」③「文化生活・教育」
④「政策環境建設」⑤「農商工労働」の5つのグループの常任委員会を設け厳しくチェックしています。
また合わせて時宜に照らした政策テーマ(例えば、安心・安全や子育てなど)を5つに絞り込んで施策を検討する特別委員会も設置しています。
この臨時会では、各議員の令和6年度の担当を決めるものであり、わたくしは「危機管理・健康福祉常任委員会委員長」を拝命し
「子育て環境の充実に関する特別委員会委員」となりました。
近く6月定例議会が始まりますので、所管する委員会を中心として皆さんの声を府政に反映していきます。
※本日、朝倉京都市会議員(中京区・維新)が辞職するとの報道がありました。50日以内に中京区において補欠選挙が行われる予定です。新たに整備された京都府庁の正庁前広場(左側は議会棟)
● 猛暑対策と環境保護の一石二鳥!加えて地域経済活性化にもつながります!!
今年の夏も暑くなりそうです。GWでは早くも真夏日(30℃以上)が発生し、昨年同様の猛暑が予想されています。
近年では熱中症を防ぐためにエアコンの活用は必須となってきており、京都府では環境への負荷の少ないエアコンや冷蔵庫の購入に当たり
最大で2万円(総額5億円)の補助を行っています。
地域活性化を促す補助金でもあり、府内でのみ利用できるクーポンの交付となっています。
主旨を理解していただき、猛暑対策と地球環境保護の観点から積極的にご活用ください。
但し、環境家計簿への登録などクーポン活用には要件もありますので、詳細は下記のホームページにてよくご確認ください。
【京都省エネ家電購入キャンペーン ホームページ】
https://kyotofu-shoene.jp/
● 京都市内でも「日本版ライドシェア」がスタート。
先月20日京都市役所前広場にて「日本版ライドシェア」運行開始セレモニーが西脇知事と松井市長出席のもと行われました。
日本版といわれる所以は既存のタクシー会社が主体となり運行上の安全性を担保するという仕組みが取られています。
このためアマチュアドライバー(2種免許不取得)と言われつつも、ドライバー教育や保険、事故対応などは
従来の運輸事業者が管理することで安心を提供しています。
事業を徐々に拡大されていく計画であり、人手不足解消とオーバーツーリズム対策にもなることを期待できますので、
皆さんも積極的に利用しましょう。
因みにこれまでの配車アプリを使って迎車できますが、運行している時間帯は限られています。
西脇知事のご挨拶持込乗用車にライドシェアマーク標示(朱丸印)
☆ ちょこっと、コラム ☆
~「国の借金」と表現されますが、本当に借金なのでしょうか?!~
先日、マスコミ各社から「国の借金」1297兆円余で過去最高との報道がありました。
「国民一人当たりにすると1000万円超」という庶民感覚で恐怖心を煽るようなコメントも見受けられましたが、
このような記事が世の中にあふれ、「またか」と心が痛むのです。
そもそも「国の借金」の中身はほとんどが国債の発行残高であり、極論すれば返済しなくてもよいものであります。
にもかかわらず返済を進めないと国家破綻でもするかの勢いで書かれた記事には呆れかえります。
かつての金本位制度下ならばいざ知らず、現在は国債本位制の通貨管理制度下であり国債の発行をもって資金が市場に供給されています。
国債の残高を0にすることは、市場からその資金を吸収・縮小させるので決して目指すべき道筋ではなく、
金利状況に応じて適正な残高を維持すればよいはずです。
我々の世代は若かりし頃に「石油はあと30年ほどで枯渇する」と教えられてきました。今やそんなフレーズを耳にすることは皆無です。
マスコミ報道を鵜呑みにするべきではなく、何が正しいのか見る目を養わなくてはならないとつくづく思う今日この頃です。
※不定期にですが、このような「コラム」で主張を展開したいと思っています。皆様からのお声もお届けください。日本の国債残高推移(出典:財務省HP)米国の利付債残高推移(出典:財務省HP)