今月10日(月)から28日(金)までの会期で、京都府議会6月定例会が開かれています。
開催まで300日を切った大阪・関西万博関連経費など補正予算案(37億円余)などを審議しています。
コロナ対策予算の措置もなくなり、コロナ禍前の平常モードに戻った規模となっていますが、
耳目を集める政策を素早い予算執行でもって景気に活力が出ることを期待しています。
一方、京都市会です。“身を切る改革”を訴える京都市会中京区選出の維新議員が大した説明もなく突如辞任し、
7月7日(日)投開票の日程で補欠選挙が行われることになりました。
その補欠選挙には費用が6000万円もかかります。
こんな形で税金の無駄遣いをしていては、いくら身を切っても京都市の財政再建はできませんね。
国政において自民党は裏金問題で厳しい叱責を受けております。
この問題は地方選挙にも影響が出ると指摘されており、京都もまた同じです。
党再生に向けてしっかり説明をし、選挙戦を勝ち抜いて参りたいと思っております!6月定例議会 補正予算資料(一部抜粋)
● 出水期を迎え『危機管理センター』が暫定稼働中、来月には全面オープンし更なる安心安全を!
危機管理対応をめぐって京都府にはこれまで常設の拠点がありませんでしたが、度重なる発災を受けて新設されました。
先月28日未明には大雨(浸水害)警報が発表され、その「災害時の司令塔」が稼働しました。
このセンターは1号館の6階に設営され、工事期間は概ね3年、費用は約6億円。
7月には応援に来た自衛隊や他の自治体職員などが活動できる「オペレーションルーム」も完成予定で更なる機能充実を図ります。
災害に対して府としても常に備えており、まさに備えあれば憂いなしです。
ご家庭や事業所におかれましても災害への点検をしっかり行い、備えを宜しくお願いします。センター入口(西脇知事揮毫)新設された災害対策本部(会議室)
● 「フードテック」が熱い!世界から注目される『食の京都』の更なる進化に期待!!
京都府には、世界から注目されるテーマを掲げ国内外から企業や人材を集めてイノベーションを行い、
オープンイノベーションの拠点として整備する産業創造リーディングゾーンが8つあります。
「フードテック」はそれらの1つで、『けいはんな学研都市(けいはんなフードテックヒル)』がゾーン設定されています。
ユネスコ無形文化遺産に登録された世界に冠たる和食文化の代表格である『食の京都』が
フードテックにより更なる進化を遂げることが期待されています。
食分野は、『PBF(プラントベースフード)』や『LFP(ローカルフードプロジェクト)』など、
横文字も多用されテック業界の様相を見せており、これからも目が離せませんね。
この機会に京都食ビジネスプラットフォームに登録されてはどうでしょうか!
【京都食ビジネスプラットフォーム ホームページ】
https://www.pref.kyoto.jp/brand/news/kyotoshokubusinessplatform_annai.html
【京都食ビジネスプラットフォーム 令和6年度 全体会(7/19開催)】
<経済コラム>いよいよ新札発行。「諭吉」はタンスから出でて、「栄一」は景気を更に温められるか?!
来月3日(水)、20年ぶりにデザインを一新したお札(日本銀行券)が市中に出回る。
新1万円券は「渋沢栄一」、新5千円券は「津田梅子」、新千円券「北里柴三郎」の似顔絵が描かれたお札に替わる。
世界的に動きが加速しているキャッシュレス化の時代にあって、新札発行は矛盾するかもしれないが、
政府の狙いは家庭に眠る50兆円にものぼる「タンス預金」の掘り起こしだ。
ゼロ金利政策の見直しで、金利のある世界へ戻りつつあり、既にタンス預金は減り始めているようだ。
「金」や「暗号資産」などへ資金移動しているのではとの分析もある。
いずれにせよキャッシュレス化の時代を迎えている。
新札発行を機に旧札を新札や預金に代えることにより市場の資金流動性を高め、景気が更に温まることに期待したい。
そう思うと新札も悪くない。わが家にもタンス預金がないかどうか、さっそく調べてみようと思っている。日本銀行パンフレット外面(出典:日本銀行HP)日本銀行パンフレット内面(出典:日本銀行HP)