9月1日は関東大震災や伊勢湾台風と過去に多くの人命を失った災害の発災日で「防災の日」。
その前後の一週間、8月30日から9月5日は「防災週間」です。
近年の災害は、地震や台風だけでなく、気候変動による猛暑や局地豪雨など、
まさに「想定外」の形で我々に襲い掛かります。「備えすぎはない」の視点から
防災に対する意識を強く持っておかねばなりません。
この時期は、それぞれの地域で防災活動や訓練の呼びかけがあります。
これを契機に地域の連携や家族の連絡方法、防災グッズの
再点検など「安心・安全の意識」を高めていきましょう。
なお、京都府でも9月4日(日)に『令和4年度京都府総合防災訓練』が、今年度は精華町立東光小学校をメイン会場として行われます。
●自宅の周りで「安心・安全」を再確認してみてください
そして、杖・・・ありますか!
先日、朝の散歩をしていると写真のようなものを見つけました。皆さんはもうお気づきですか・・。
これは、これからの台風シーズンなどで気になる河川が氾濫したときに、
自宅がどのような深さに浸水するのかを示すものです。
根拠になっているハザードマップは、下記のホームページアドレスで確認できます。
写真の御池富小路付近の表示は、水深1.1mとなっています。
水深が1m以上となると、流されるので歩いて避難することはできません。
一般的に水深が30cm以上になると歩いての避難は困難になりますので、
平常時に避難所への道順の確認をしておいてください。
どうすれば命が守れるのか、家族で具体的に話し合ってみてください。
【京都市上京区・中京区水害ハザードマップ(地図)】
https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/cmsfiles/contents/0000000/143/02kamigyou_nakagyou.pdf
【京都市上京区・中京区水害ハザードマップ(情報)】
https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/cmsfiles/contents/0000000/143/02kamigyou_nakagyoujoho.pdf
○安全な避難を助けるアイテム「杖」
避難が必要な時の氾濫水は濁っており水面下は見えず、
避難路は側溝やマンホールのふたが外れているなどの危険が潜んでいますので、
「杖」など長い棒を玄関口に備え、避難時に携帯しましょう。
●脱炭素社会の実現に向け、ソーラーカーポートの導入を
6月定例議会で、2期目の西脇府政の始動に向けた大型補正予算が可決されました。
その中で“環境との共生”を推進するため、脱炭素化を加速する
太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用への支援が予算化されています。
例えば、耕作放棄地や遊休地、ガレージなどのこれまで太陽光発電設備を設置されてこなかった場所の活用を支援していく制度です。
個人的には、再エネ発電についてはエネルギー調達の多様化の観点や非常時の電源としての活用など、
災害時の自己防衛対策が期待できることから積極的な導入が必要だと考えています。
概要は下記のホームページの通りですが、具体的な要項が間もなく公表されます。
改めてお知らせしますので、是非、制度の活用を検討してください。
【参考】想定されるケース
事業所に隣接する平面ガレージにソーラー発電用のカーポートを設置し、
発電した電力の半分以上を自己消費する場合、設置費用として最大500万円を補助。
【未利用地活用再エネ導入促進事業】
https://www.pref.kyoto.jp/energy/miriyouti.html
●救急電話相談 「#(シャープ)7119」 を知っていますか?
24日(水)、政府は新型コロナウイルス感染症の第7波によりひっ迫する医療体制の緩和整備に向けて、
各都道府県へ独自で対応するように決定をしました。
京都府については15日に府内の8医療機関から救急車や救急外来の適切な利用を求める緊急のメッセージが出されました。
コロナ感染や熱中症など殺到する軽症者の対応に追われ「救える命が救えなくなる事態」としています。
そこで、京都府では令和2年10月に始めた救急の電話相談窓口「#7119」の活用をお願いしています。
「急な病気」や「けが」で迷ったら、まずは「#7119」に。お子様の夜間は「#8000」に。
「呼べばすぐに来てくれる救急車」のために、添付のポスターなどを活用して知合いの方にもお伝えください。
皆様の協力で、安心、安全な街を守りましょう。